2016年2月6日午前3時57分地震が起こった
南台湾の高雄に行ってきました。
関西空港から約3時間半のフライトです。
高雄空港について.外に出てみるとそこは南国でした。
沖縄より緯度が低いので当たり前といえば当たり前ですが・・
まず台湾のお家の構造ですが、ほとんどがコンクリート造でした。
木造はほとんど皆無。
理由は、建築に役立ちそうな木材がほとんどないからでしょう。
そのあたりは、沖縄と酷似していると思われます。
2つ目の理由としては
「木造で建てるとシロアリ被害に合う」
ことが考えられます。
しかしこの点については、弊社の標準仕様である
「ホウ素系の防蟻剤をすべての構造材に塗布する」
ことで解決できるのですが・・・・
(この防蟻剤の効果は半永久的でとても経済的です。)
ガイドのティムさんに今年2月に起こった地震のことを尋ねると
すぐに返ってきた答え・・・・
「あれは建て方に問題がある」
「そもそも建てるときに構造的に弱い建物だった」との事でした。
今回の熊本地震においても、ご自宅が倒壊したり、大きな損傷を受け
住めなくなった方がとてもたくさんおられます。
詳しい事は調査結果がでてからの判断にはなりますが、
現時点においてでも、ある程度は想像がつきます。
旧耐震のまま、耐震工事をされていないご自宅が
多かったのではないかと言うことです。
このブログを読んでいるあなたにぜひオススメします!
旧耐震の建物に住んでいる方は、耐震工事をされるべきです。
(旧耐震は新耐震の5~6倍倒壊しやすいのです!)
地震が起こってから、ご自宅が倒壊してから、悔やんでも後の祭りです。
最後に台湾のお家事情の中で一番びっくりしたのは、ほとんどのご自宅が
連棟(家がつながっている)で建てられていることです。
もし、建替えようと思っても、単独ではほとんど不可能でしょう。
連棟住宅はできるだけ避けましょうね。
(日本のような木造の場合は、建て替えができるケースが多いですが・・)