こんにちは。
関西地方は梅雨明けがまだだそうですが、最近はとても真夏の天気が続いています。
皆様、水分補給をこまめにとって、熱中症にはお気を付け下さい。
さてさて、本日は「新築一戸建てにダウンライトは使用しない」に関してのお話です。
Gハウスでは「高性能・科学的根拠のある設計デザイン」の注文住宅を建てています。
少し長くなりますが弊社が “ 高断熱高気密 ” の注文住宅を提供し始めたのは、約2.3年前からです。
それまでは、自然素材や、体にやさしい素材の家を提供していました。
もちろん、弊社の信念・理念が変わったわけではありません。
創業から、ずっと“家族が健康で暮らせる家”を追求してきました。
追求する中で “ 科学的根拠がある高性能住宅 ” との出会いがあり現在に至ります。
さて、本日はその弊社の設計ルールの中の一つである「ダウンライトは使用しない」ということについて記載させていただきます。
ダウンライトを使用しない理由
ダウンライトは図のように天井に埋め込まれています。
光を発している部分が高温の熱を持っていますからその周りの空気が暖められます。
空気は温度が上がると膨張し、密度が低くなる=軽くなります。
軽くなることで上に上がります。
皆さまも聞いたことのある「暖かい空気は上に行く」のはこの原理です。
つまり、ダウンライトの光を発している部分の周りの空気が上昇気流となります。
そして、ダウンライトの器具の隙間から天井裏へ空気が入っていきます。
そうするとその下の空気、さらにその下の空気が上へ引っ張られて暖められて、また上昇気流を起こして、どんどんと空気は天井裏へ入っていくルートが出来上がります。
皆さまの家の中の空気中には、酸素や二酸化炭素、窒素といった空気の成分だけではなく、衣服のほこりや、季節によっては花粉や黄砂、さらにカビの胞子やダニの死骸やフンなど体の不調やアレルギーを引き起こす原因が漂っていますので、それらが天井裏へ回り込み、人の手の届かない(=掃除のできない)ところに蓄積し、天井裏でさらにカビが繁殖したり、ダニが大量発生するやほこりが溜まる原因となってしまいます。
ダウンライトは天井へ埋め込まれる形でスッキリと納まるのでおしゃれでモダンな印象の空間づくりには一役買いますが、弊社では家の最優先性能は「健康」と考えていますので、ご家族が身体を休めるための一戸建てに、健康リスクのあるわざわざダウンライトを使用することはないという風に考えています。
「どうしてもダウンライトを使用したい」とおっしゃる方には、”気密型”と呼ばれるダウンライトがありますのでそちらをオススメします。
しかし、”気密型”と呼ばれるダウンライトであっても、天井に埋め込まれ、物理的に隙間ゼロではありませんので、人の手の届かない(=掃除のできない)ところに浮遊粉塵(ほこりやカビの胞子やダニの死骸やフンなど)を蓄積させるリスクはあると考えています。
では、Gハウスではどんな照明器具を使用しているのですか?とのご質問を多数いただきますので、照明器具を少しご紹介して結びとさせていただきます。
アクセントになるペンダントライト
落ち着いた雰囲気の間接照明
シックなペンダントライト
スポットライトは空間の協調として
こちらも間接照明で落ち着いた雰囲気に
部屋全体を照らすシーリングライト
こちらもシーリングライトです
ということで、本日は「新築一戸建てにダウンライトは使用しない」に関してのお話でした。
科学的家づくりにご興味のある方はぜひ、Gハウス勉強会にもご参加下さい。