設計の丹野です。
11月も半ばを過ぎて「もうこんな季節。1年終わるの早いなぁ…」と、毎年定番のセリフを
会う人ごとに言ってしまう季節です(笑)
そして主婦として次に出るのは「大掃除、やらなあかんなぁ…」
でも年末の大掃除、昔に比べるとどのご家庭もかなり縮小傾向に
ある気がしませんか？
本格的な和室が少なくなって、襖や障子の張替えが無くなったり、
マンション住まいの方を中心に、畳を干す場所もなかったりと
いったことも要因のひとつかもしれません。
“自分でお掃除してくれるレンジフード”のような設備機器の進化や、
年末年始も仕事や旅行に忙しいなどの生活の多様化も影響している
かもしれませんね。
それでもやはり一年のケジメとして、家をキレイな状態にして新しい年を迎えたいと、
様々なお掃除グッズやアイデアに気持ちが向くのは私だけじゃないはず。
新しい洗剤やお掃除グッズを普段より多めに買っちゃったり・・・。
中でも、今どきのお掃除グッズの定番“メラミンスポンジ”
(商品名「激〇〇くん」など)は、一年を通して愛用して
いる方も多いと思いますが、使用場所には注意が必要です。
メラミンスポンジは、メラミン樹脂という素材で出来ているスポンジのことですが、素材
そのものは結構固く、汚れたところを軽くこすると、表面を薄く削り取る（研磨する）ような
原理で汚れを落とす商品です。
昔は定番だったクリームクレンザーや、文房具の砂消しなどと同じような感じで汚れを
削り落としているのです。
柔らかいプラスチック製品や塗装仕上げのモノに使用すると、表面に傷がついたり塗膜が
取れてしまったりなど、取り返しのつかないことになったりします。
例えば新しいお家にお住まいになる際は、特に注意が必要です。
ユニットバスやトイレ、キッチンなどの設備機器の表面には、汚れをつきにくくするため
の特殊なコーティングが施してあるものが多くあります。
ちょっとした汚れで安易にメラミンスポンジを使用すると、せっかくのコーティングを落として
しまうだけでなく表面に出来た細かな傷に汚れが入り込み、結果的に汚れやすく落としにくい
状態にしてしまいます。（実は私、過去にやってしまった経験あり、なんです・・・。涙）
設備機器のお掃除は、柔らかいスポンジと中性洗剤。まずはこれが基本のセット。
スポンジでは落としにくい場所は固すぎないお掃除ブラシ。
メラミンスポンジは研磨する商品です。使用は慎重に！してくださいね。
最後に、私がキッチンのシンクや排水溝周りの掃除でよく使うアイテムのご紹介です。
←それがこちら
１００円均一などでも、とても安く売られている
ゴミカゴ用のネットです。
本来は排水カゴにつけて、そこに溜まったゴミを簡単に捨てられるようにするためのアイテム
ですが、私はこのネットをシンクそのものを洗うのに使っています。
食器洗い用のスポンジと掃除用のスポンジを分けて使っている方が多いと思いますが、
私の場合、2つのスポンジを近くに置いておくと、間違えて使っちゃったりしがちなので、
この排水溝用ネットを掃除用スポンジの代わりに使っているのです。
1枚づつを雑巾のようにして、シンクや排水溝周りを洗ったり、厚みが欲しい場合は２重にして
使ったり、丸めて使ったり・・・。中にボロ布などを入れて使ったりもします。
網状なのでヌルヌル汚れも落としやすく、素材もやわらかいのでプラスチック製品などを洗う際も
キズが付きにくいです。
なにより、価格も安いので1回使ったらすぐに捨ててしまえて、とっても衛生的！
でもまずは、本格的に寒くなる前のこの時期に、窓の外側のふき掃除から始めてみませんか？
晴れた日は、ひんやりした空気がとても気持ちよく感じられますよ。
