設計の丹野です。
『名は体を表す』という ことわざ があります。
「人や物の名前は、それが持つ本質を上手に言い表している場合が多い」
という意味のことわざです。
『家』も、そこに住む人の本質や現状を映し出している場合が多いんです。
それは家の大きさや格好良さといった家そのものの豪華さや形、デザインの問題ではなく、
生活の基盤となる“住まいの中身”について、使いやすく整った状態かどうかということです。
家の中が煩雑にモノにあふれ、使いづらい状態になっている場合は、そこに暮らす人の状態も
どこかしら上手くいっていない場合が多いのです。
裏を返せば、家の中をすっきり使いやすく整えれば、上手くいっていなかった何かが不思議と
いい方向に動き出すことにつながったりもするのです。
「家を整理するだけで、生活が変わるなんて…」と半信半疑な気持ちもあると思いますが、
毎日の生活がなんとなく充実していない方は、試しにやってみてはいかがでしょう。
家の中を整理するだけで、それまで見えていなかった何かがみえてきます。
まずは家の中で、自分が一番よく使う場所の整理をしてみて下さい。
整理のポイントは「使っていない不要なものを取り除いて、使っているモノだけを残すこと」です。
例えば机の上だけでも、たった1つの引出しの中だけでも構いません。
中身を一旦床などに全部出して「使っているモノ」だけを取り出してもとの場所に戻して下さい。
「使えるモノ」や「使うかもしれないモノ」ではなく、本当に日々使っているモノだけを
戻して下さいね。
もしかしたら、モノの量は半分以下になるかもしれません。
でも恐らく、それで十分なモノが揃っているはずです。
残ったモノは箱などに入れて、大体の中身と整理した日付を見える位置に書いて、
一旦どこか別の場所に移動させましょう。
あまり奥にしまいこまず、目につくところに置いておく方がいいと思います。
ご自身で決めた一定期間、取り出す機会がなければ、それはあなたにとって不要なモノとして、
そのまま箱どこ処分することをオススメします。
そうやって少しづつ身軽にしていくことで、新たに必要なものを迎え入れる準備が整って、
いい循環が生まれるのです。
まず、何かの行動を起こすことが大切です。
『家は体を表す』ものなんですよ。
いかがですか?