熊本地震の現地へ

5月23日~24日の日程で熊本県益城町に視察に行きます。

メンバーは私と長男晃啓、次男祐規の3名です。

視察の目的は、地震被害の調査と私達3人の成長です。

 

実際に起きたことを自分の目で見て、何を感じて、

自分の地域、お客様の為に今後何を活かすのか?

工務店(そのメンバー)の成長なくして、

住宅の安全性向上などありえないと考えます。

もし私達3人が、住宅建築を聖職とするなら、

自分の仕事の命題に関わるとても大事な事を

写真や人の話を聞いただけで済ませてはならない

と思いましたので、とにかく行ってきます。

 

ちなみに、

阪神淡路大震災の死者 は6434人。

住宅は全半壊合計24万9180棟。

火災被害は全焼7036棟。

今回の熊本地震の死者49人。

5月6日7時30分時点で、

住宅の全壊が2487棟、

半壊が31275棟。

被害分類が未確定の住宅被害が31275棟あるそうです。

 

ここで注目すべきは、今回の熊本地震においては、

火災被害が話題に上っていないことです。

地震が起こった季節や時間帯もあるでしょうし、

住宅の密集度合の違いもあるかと思いますが、上記の地震の

際の教訓を地元の方が生かした面もあるのではないでしょうか?

(勝手な想像かもしれません)

 

ところが建物についてはどうでしょうか?

阪神淡路大震災のパンケーキクラッシュ

(1階の柱が土台から引っこ抜け、2階がドスンと落ち、倒壊する様)

と同様の被害が目立ちます。

屋根もそうです。重たい瓦屋根が被害を

増大させています。(地震より台風被害を重視?)

 

また普段私がセミナーなどでお伝えしてるように

昭和56年6月以前の旧耐震の建物の

被害が甚大であると同時に、それ以降の

新耐震基準の建物の倒壊も見られるようです。

多分経年変化に伴う構造材の強度不足では

ないかと想像します。つまり壁体内部における

結露が原因で、構造材が腐朽してしまっていた

のではないのでしょうか?

今回の視察では、このあたりの確認を是非してきたいと思います。

 

余談ではありますが、今回は少しビビりながら

行ってきます。余震のことではありません。

震源地の放射線量は10-30倍になっていたそうです。

さほど遠くない鹿児島県の川内原発が影響しているとしたら・・・・・。

 

今回の地震報道で、NHKさんが、

鹿児島県でも震度4を観測しているにも関わらず、

鹿児島県(川内原発が存在)が切り取られたような画面で、

TV放映していたことに気づかれているでしょうか?

 

 

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