ある日のこと。一本の電話がありました。
「家のこと考え始めたので相談にのってほしいんですけど・・」
もちろんご相談に乗るのは私の仕事。
「どうぞ、次回奥様も一緒に会社へお越しください」
「はい。わかりました。嫁と相談してからまた電話します。
行くとしたら日曜日やと思います。あ”~~!
でも、俺今忙しいから又電話もらえますか?」
一応電話を待ちました。
ところが、全然電話がない。
これって単なる冷やかし?
と、私も忙しくしていたのですっかり忘れ、
何か月たった頃に電話したら、
「ごめんなさい。今から電車に乗るので」
また断られた??
ま、こんなこともあるな!
と、気にもせずに放っていたら
一年後。
「僕何回かお話・・いゃ。話できてませんね・・
一年位前にかけたんですけど覚えてます?
今から会社にお邪魔したいんですけど
夕方でも大丈夫ですか?」
もちろん覚えてます。その時の彼の電話の応対が
あまりにも自然で嘘のない響きだったことで。。
彼は仕事帰りに現れました。
「で、どうしました?」
「やっと本腰入れて家のこと考えようと思って
近所の土地を見に行ってるけどわからなくて・・」
「あの、奥さんと相談されました?」
「ん。。なんとなく。。」
「奥さんの意見はものすごく大切だから一度
いっしょに会社へお越しいただけますか?」
その後奥様とも会い、家づくりのための土地探しが
スタートした。。 ように思っていた。
今度は奥様からの電話。
電話の先では泣きながら
「少し探すのやめます。ごめんなさい・・。」
あまりにもつらそうな声だったので
ご自宅にお邪魔して話を聞くと夫婦喧嘩!
(やっぱり!)
何があったの?と聞くと
彼女がまた泣きながら、
少し悔しそうな悲しそうな顔で
こう切り出した。
「このままだと家なんか建てられません。
最近まで子供たちを育てるのに
やっぱり幼稚園のお友達とかがいるこの場所でって
決めてたのに、急に主人が
実家の近くにするって。
私それは絶対に嫌なんです・・。」
(?え?姑問題??)
「実は私の母は目が見えなくて、
それでも一生懸命仕事もしながら
一人で暮らしているけどやっぱり心配だから
離れて暮らすなんて考えられないんです。
でも、主人はだんじりがあるし、
俺は長男やから実家の近くへ戻る!
って、ずっと平行線です。」
これはしばらく静観するしかないな。。
それから2年。
「田畑さん!今度は今住んでいるところで探すことに決まりました!
また、お手伝いしてください!」
結果いろいろあったけど、
あの後いろいろ話し合ったようです。
喧嘩にまではいかないけど
本音をぶつけ合い、歩み寄ることをして・・
最後は上のお兄ちゃんが小学校に上がるので
もう移動はできないってことに結論付けてましたが、
ご主人は、奥様のお母様への思いをくみ取り
奥様は今年もだんじりの季節に実家へ戻られることを
快諾されているようです。
引き渡しが終わってしばらくして
奥さんと話す機会がありました。。。。
彼女は開口一番
「前よりも彼のことが大好き。
毎日毎日が本当に幸せです!」
どうぞ、皆様おうちのことを検討する際には
本音で話し合いましょう。
ただし!相手への思いやりも忘れずね。
その前にお勉強したい方は
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