設計の丹野です。
超・暑い日差しも、朝晩はほんの少し和らいでいる気がしますね。
でも、まだまだ残暑は続くらしく、涼しい日と暑い日が数日毎に繰り返されながら
少しづつ秋に近づいていくようです。
そんな夏の後半ではありますが、先日自宅の屋上勝手口部分にシェードを取り付けました。
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ここは東側に面していて午前中の日差しがとてもキツく、さらに風の通りが悪いせいで
午後には熱気のこもりがピークになって室内は35度近くになることも…(驚!)
この場所のある朝の室内側の気温がこちら→
31.5℃くらいでしょうか。
朝から超暑いです(汗)
夏の初めから「何とかしなければ」と思ってはいたものの、なかなか手が付けられないで
いたのですが、今になって(苦笑)ようやくシェードを付けることができました。
28℃です。この違いは大きいです。
「カーテンやブラインドじゃダメなの??」と思っている方も多いかもしれませんが、
日除けは窓の内側より、外側に取り付けた方が効果が高いんです。
なぜなら「外側に日除けをつけることで、窓そのものが温まってしまうのを
防ぐことができるから」です。
カーテンなどの室内側の日除けでは、窓そのものが温まるのを防ぐことができません。
そのため、温まってしまった窓(ガラス)の熱気が室内にも伝わり、カーテンの周りの
隙間を通して部屋に広がります。
この現象は夏だけのものではなく、寒い冬も同じです。
冬の場合は、日差しのない時間の冷たい冷気が窓を冷やすことで、カーテンとの隙間の
空気を冷やし、室内の暖かい空気と触れ合うことで、窓の結露や窓付近のひんやり感を
増す結果となります。
冬の日中は暖かい太陽の日差しを取り込んで、夜は窓の外側にシェードなどを下ろすことで
窓の冷えを抑え、室内の暖かい空気を外に逃がしにくくなります。
ということで、窓辺の日差し調整は「室内側ではなく窓の外側」で行いましょう。
カーテンなどは、室内のインテリアとして楽しんでください。
今回、我が家の屋上勝手口は、常に人がいる場所ではなく、普段人目につく場所でもないので、
体裁は気にせず、お金もかけず、通販で買った1500円程度のシェードを自分で取り付けたのですが、
窓外での日除け効果が体感として確認されたところで、今度は南側窓の子供部屋にちゃんとした
ものを取り付けたいと計画中です。
こんな感じのがいいかなぁ↓
これなら窓が温まるのを防ぐだけでなく、バルコニーが暑くなるのも防いでくれるので、
熱気の伝わりをさらに抑制してくれます。
新築時じゃなくても、一ヶ所2〜3万円程度(約W1500×H2000)で既存のサッシに
簡単に取り付けることができます。
みなさんも、いかがですか?
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