建築部、池田祐規です!!
ツーバイフォー工法とは読んで字のごとく「2×4工法」とも言います。
日本語では「枠組壁工法」とも言われることがあります。
先日、熊本県の熊本地方を震源とする、最大震度7の地震が発生したのをご存じだとおもいます。
日本で、住んでいるかぎり、いつ地震に見舞われるか、わかりません。
地震が起きた時に一番家の倒壊のリスクの少ない建て方がツーバイフォー工法なんです。
ツーバイフォー工法は、アメリカの開拓時代に考案された工法です。
この時代は、誰もが簡単に家を建てられる必要があったため、決まった大きさの材料を組み合わせて、釘で留めるだけのこのツーバイフォー工法が普及したのです。家を建てる材料のうち、約2インチX4インチ(ツーバイフォー)の材料が基本構造に使われるのでこう呼ばれているのです。
それでは、2×4工法のメリットをご紹介します。
2×4工法のメリット
1、枠組壁工法なので耐震性が優れている。
2、気密性が極めて高い。
3、部材相互の密接度が高く、それが防火性と断熱性を高めている。
4、内部の空調管理が容易で省エネに優れている。
このように、ボックス型になっているので、軸組工法(在来工法)よりも、地震に強いことがわかります。
2×4工法は、構造用合板を直接打ち付けた耐力壁で建物を強固に一体化しているため、耐震性・耐風圧性に優れている。特に耐震性については、兵庫県南部地震および新潟中越地震などで、建物の新旧を問わず、ほとんどの建物で大きな被害を生じなかったことからも証明されています。これに対し、木造軸組工法の建築物は、倒壊したものや、大きな被害を生じたものが多かったのです。ただし、住宅の絶対数は木造軸組構法の方が格段に多いこと、全体的に築年数が古めであることは留意すべきであります。また木造枠組壁構法の建物に被害が出なかったわけでは決してありません。過信は禁物であり、耐震強度が高いからと言って、家具固定、ガラス飛散防止、避難経路の確保などを怠ってはいけないことを、忘れないでください。
それでは、また~