設計の丹野です。
みなさんは“整理整頓”は得意ですか?
Gハウスは、設計計画の中でも「収納」について特に力をいれているのですが、
日ごろ何気なく使っている“整理整頓”という言葉の意味を、きちんと調べたことがある方が
どれほどいらっしゃるでしょうか。
整理と整頓という言葉を、別々に辞書で調べてみると・・・、
整頓:1.きちんと整った状態に片付けること
なのに対して、
整理:1.乱れた状態ものを整えて、きちんとすること。
2.無駄なもの、不要なものを処分すること。
と、大きく2つの意味がでてきます。
だとしたら“整理整頓”の意味は、
「まず無駄なもの、不要なものを処分し、その後必要なものを整った状態に片付けること」
ということになります。
←例えばこんな感じ。
すべてが必要なモノでしょうか?
みなさん「整理」の部分をきちんと意識していますか?
このときの“無駄なモノ、不要なモノを処分する”とは、壊れたり消耗したりして使えなくなった、
いわゆる「ゴミ」を処分することだけではありません。
本当に使っている、もしくははっきりと使う予定がある“必要なモノ”以外のものすべてを処分
することを意味しています。
整頓のために残すものは“必要なもの”だけ、なんです。
「まだ使えるから」「もったいないから」というだけの理由で、家の中のものを処分できずに
溜め込んでいませんか?
家の中が“使っていないもの”であふれはじめたら要注意です。
モノは使ってこそ価値があるのです。たとえ装飾品だって、きちんとした場所に飾られてこそ
必要なモノとしての価値があるのです。
思い出の品など、使っていなくても捨てられないモノだってありますよね。
それはもちろん“必要なモノ”のひとつ。
きちんと置き場所を作ってあげて、管理しましょう。
そういうものも、とりあえずすべてを残すのではなく、時々見直して「残すものと手放すもの」を
考えて保管してくださいね。
家の片づけを考えるときは、まず一番に「無駄なモノ、不要なモノ」が残っていないかを考え、
手放す方法を考えてください。
ただ単に捨てるということだけでなく、リサイクルショップに出したり、必要としている人に譲ったり、
自分なりのいい手放し方をすることで、モノを処分することに対する抵抗がなくなります。
モノを処分することは悪いことではありません。
“必要なモノ”だけに囲まれた生活を目指してみませんか?