制振ダンパー
evoltz
What’s evoltz
自動車のショックアブソーバーの技術をベースに開発された木造住宅用制振装置。
世界有数の自動車メーカーがトップモデルとして選択するドイツのBILSTEIN社に千博産業が製造委託した世界トップクラスの品質を誇るダンパーです。
どんな小さな地震・余震でも
効果を発揮する
1mmの揺れからも確実に作動し揺れの衝撃を吸収する特許を持つダンパー。本震の様な大きな揺れにもその力を持続します。さらにそのあとに発生する余震にもしっかりと作動します。
世界レベルの高性能
高品質の制振ダンパー
世界有数の自動車メーカーがトップモデルとして選択するBILSTEIN(ビルシュタイン)社が製造するガス封入式オイルダンパーの技術をベースに木造住宅用制振装置を開発し、世界レベルの高性能、高品質を実現。
膨大なデータから建物の
構造全体との関係性を検証
これまでに得た膨大な実験データから建物の構造全体との関係性を検証し、「最適配置」と「最大効果」を発揮するため、1棟1棟、全棟に限界耐力計算を実施、その結果に応じたダンパーの必要本数、最適な配置箇所を算出しています。
地震大国日本でも安心を
地震が発生した際、耐震+制震で地震の揺れを吸収・分散するため、建物の揺れを約45%~55%軽減、建物の損傷を防ぎ、家族を守ってくれます。
耐震をより長持ちさせます
小さな揺れから大きな揺れまで、繰り返し起きる揺れに瞬時に効きます。そのため躯体へのダメージが少なくなり住宅の耐震性能の劣化を防ぎ、家自体の耐震性能を長持ちさせることができます。
様々な「耐久性試験」を実施
繰り返しの揺れによる性能低下の有無を100万回の作動試験にて確認、さらに様々な環境下での使用を想定した温度実験を実施し、品質と性能の耐久性を確認しています。
01極めて小さな揺れから確実に効く。
「超バイリニア特性」
オンリーワンの技術で特許取得
バイリニア特性とは、制振装置がエネルギーを吸収する「減衰力」の増大に伴って、躯体を傷めることがないように考えた特性。evoltz L220はこの特性をさらに進化させ「超バイリニア特性」を実現しました。
比べて下さい。どちらも「制振装置」です。
『小さな振動』から『大きな揺れ』まで瞬時に効きます
多くのダンパーは地震の揺れが大きくなるにつれて作動し始めるため、余震と呼ばれる小さな揺れは躯体が吸収することになります。実際には、この小さな揺れが躯体に与えるダメージこそが損傷の原因となります。大地震の前後には何千回という余震が起こります。躯体へのダメージを蓄積させない為にも小さな揺れに対応できるダンパーを使用することが重要になってきます。
evoltz L220は木造住宅の新築、
リフォーム、耐震改修にも対応。
evoltz L220が地震のエネルギーを吸収し、
躯体の変形を抑えることで、
構造部材へのダメージを低減します。
2階建ての場合、
1階の柱の部分に設置。
02制振ダンパーの特徴
住宅の構造部分の傷みを最小限にとどめます
モータースポーツにおけるマフラーの技術を転用し、「薄・軽・強」を実現。
テクニカルブレースと一体化したevoltz は更なる高効率・高性能を発揮。高い強度と耐久性により、大きな地震からその後に来る無数の余震に対してもしっかりと揺れを吸収。住宅の構造部分の傷みを最小限にとどめます。
1
FUJITSUBO テクニカルブレース
モータースポーツにおけるマフラーの技術を転用し、「薄・軽・強」を実現。テクニカルブレースと一体化したevoltz は更なる高効率・高性能を発揮。高い強度と耐久性により、大きな地震からその後に来る無数の余震に対してもしっかりと揺れを吸収。住宅の構造部分の傷みを最小限にとどめます。
2
ガス室
不活性の高圧ガスを封入することで、作動が安定し、耐久性能は飛躍的に向上。
※「ド・カルボン式」と呼ばれ、世界で初めて実用化したのがビルシュタイン社。
3
フリーピストン
気液分離(ガスとオイルを分離)してガス分がオイル内に溶け込むのを防ぎます。
4
オイル
オイルは経年劣化させないため、外気に一切触れない構造となっています。
5
オイル室
大容量の油量。油圧式制振装置は振動を熱エネルギーに変える熱交換機。油量が多いと発熱しても油脂の温度上昇(変化)は小さく抑えられ、油脂やオイルシールの劣化を防ぎます。
6
ピストン
特殊形状のピストンを採用し、制振性能に最適なバイリニア特性の減衰力を発生します。
7
オイルシール
油圧式制振装置はオイル漏れが命とりになります。多くの油圧式制振装置は自動車の技術が応用されています。しかし、住宅用の制振装置においてはメンテナンスフリーが必要不可欠なため、長寿命・高耐久のテフロン系特殊構造オイルシールを採用しています。
※保管期間「半永久」の長寿命。
※使用環境温度-20 ~ 80℃
8
空気室
フルストロークしても異物・傷がオイルシールに達しないような工夫が施されています。そのため、吹付け充填系の断熱材に埋め込んでも問題なく作動します。
9
シャフト
揺れ(衝撃)の際にシャフトが伸び縮みして減衰力を発揮します。
10
ビス
文化財の改修工事にも使用される、特殊素材のビスを改良。錆びず衝撃から耐えるためにより強く、そして確実に施工性を上げるため下穴無しで容易にねじ込め、木割れの生じない仕様となっています。
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ブラケット[高強度・高張力鋼(ハイテン)]
自動車技術と共に進化した軽量・高強度の材料を採用、穴の位置、径を高精度化することで揺れの伝達効率を上げています。
03緻密な解析と構造計算に基づいた、
根拠ある配置検討を一棟毎に実施
膨大な実験データから最適な配置箇所を算出
evoltz(エヴォルツ)はこれまでに得た膨大な実験データから建物の構造全体との関係性を検証し、「最適配置」と「最大効果」を発揮するため、1棟1棟、構造計算を基にダンパーの必要本数、最適な配置箇所を算出しています。
すべての製品にシリアルNo.を付与
全ての製品にシリアルナンバーが付与され、どの製品が、いつ、どこに出荷されたかを確実に追跡できる体制が構築されています。
千博産業(株)の自社開発ダンパー。製造委託にビルシュタイン社
制振ダンパーevoltz(エヴォルツ)は、静岡県浜松市に本社のある千博産業株式会社の自社開発商品。ドイツのBILSTIEN(ビルシュタイン)社に製造を委託。高い性能を誇るガス封入式のオイルダンパーの採用や自動車などで利用されているショックアブソーバーの原理をベースに木造住宅用の制振装置として開発した世界レベルの高性能、高品質の制振ダンパーです。
04実際の暮らしへの影響
建築基準法における「耐震」の定義
建築基準法における「耐震」の定義は震度5以下の中規模な地震に対しては大きな損傷はしない。また、震度6以上の大地震に対しては、居住者の生命を守る(倒壊しない)ことを目的としています。
上記の定義は、決して「家が壊れないようにする」ことではありません。また、余震で倒壊することには全く触れられていないのです。
「耐震等級」が上がるほど建物自体は強くなりますが、物につたわる衝撃は大きくなります。地震が発生した際、耐震+制震で地震の揺れを吸収・分散するため、建物の揺れを約45%~55%軽減、建物の損傷を防ぎ、家族を守ってくれます。地震で10cm揺れると家の倒壊がはじまると言われています。実は震度1(約3mm)の小さな揺れの蓄積でも家にダメージを与えます。
evoltz(エヴォルツ)なら、制振をより高性能にした超バイリニア特性(※特許取得)で、繰り返し発生する小さな余震からダメージを吸収し、分散します。
※バイリニア特性とは、制振装置がエネルギーを吸収する「減衰力」の増大に伴って、躯体を傷めることがないように考えた特性。
地震で10cm揺れると家の倒壊がはじまると言われています
実は震度1(約3mm)程度の小さな揺れの蓄積でも家にダメージを与えます。evoltz(エヴォルツ)なら、制振をより高性能にした超バイリニア特性(特許取得)※で、繰り返し発生する小さな余震からダメージを吸収し、分散します。
※バイリニア特性とは、制振装置がエネルギーを吸収する「減衰力」の増大に伴って、躯体を傷めることがないように考えた特性。
大きな地震からは勿論、繰り返す小さな揺れからも作動、建物への損傷を軽減するので家の性能が持続します。2016年の熊本地震において、発生後、半年間で震度1以上の揺れを伴う地震の回数は、なんと4,000回余り。その内震度1〜3の微震から弱震が約3,500回。
こうした繰り返し発生する余震が家にダメージを与え、蓄積し、損傷の原因となります。
約3㎜の揺れ | 建物は揺れ始めます |
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約15㎜ | プラスターボードの強さ(耐力)が下がり始めます |
約25㎜ | 構造用合板の強さ(耐力)が下がり始めます |
約33㎜ | 筋交いを破壊する危険性があります |
約100㎜ | 倒壊の危険性があります |
05未来に起こる地震に備える
南海トラフでの大阪府の被害予想
30年以内に、70%~80%の確率で発生すると言われている南海トラフ大地震。
内閣府が公開している大阪府の予想震度は、最大で震度6強以上となっております。地震大国日本で家を建てる時に重要な事は大きな地震から家を守る“耐震性”と、何千回という小さな余震から躯体を守り、ダメージを蓄積させない“制震性”、この2つが不可欠になってきます。
Gハウスでは、耐震と制震を組み合わせる事で小さな余震から大きな地震までに対応し、安心・安全な暮らしを提供しています。